2019年10月15日に2回目の茶懐石で薬膳教室を開催しました。
5回シリーズでの新シリーズで、
9月17日;茶懐石の基本「一汁三菜」;御膳の扱い
10月15日;「一汁三菜と強肴」;酒器と盃器の扱い
11月19日;「一汁三菜と強肴と香の物」;湯桶と香の物の扱い
1月21日;「一汁三菜と強肴と八寸」;八寸の扱い
2月18日;「一汁三菜と強肴と八寸」;八寸と千鳥の盃
2回目の本レッスンでは、燗鍋と盃器の扱いについて。
茶事では、お茶と料理とを映えさせるお酒がつきもの。
一献目、二献立目と八寸の千鳥の盃と3回にわたってお酒が出ます。
最初のお膳の向付は、お酒が出てからいただくというルールがあり、酒と肴とを楽しんでもらうお席になっています。
さすがに車の運転のある皆さんには、酵素ジュースでのおもてなし。
盃器の回し方も学んでいただきました。
本日の茶懐石で薬膳の献立はこちら。
汁;赤だし、冬瓜仕立て
向付;しび
「まこもだけの重ね煮で」
椀物;豆腐のしんじょ/まこもだけの重ね煮あん入り薄葛仕立て
焼物;あけびの包み揚げ;まこもだけの重ね煮入り
強肴①;青菜とまこもだけの重ね煮の胡麻和え
強肴②;柿とまこもだけの重ね煮のなます
強肴③;ブロッコリーとミニパプリカの白和
進肴;丹波の黒豆枝豆
香の物;まこもだけのぬか漬け、二十日大根の甘酢、きゅうりの浅漬け
菓子;季節の菓子(南国屋今角製)
今回はまこもだけの重ね煮からの展開で3品。
まこもだけは、出雲大社のしめ縄の原料であるイネ科植物のまこもに10月の神無月に筍状のものがなります。それはデトックスに効果大のお野菜で、今回はしめじとにんじんとの重ね煮で仕上げて、全部に入れてみました。
あけびの包み揚げは、農園主の提案で。
中をだして、鶏ミンチとしょうがと、まこもの重ね煮でタネを作り、衣をつけて中温でしっかり揚げました。
あけびの中身は、デザートとして。
蛙の卵に似ている!なんて言ってたら、本当にアマガエルが。
シュールな写真が撮れたと大笑いしたところでした。
全部の片付け後は、時間がある生徒さんはぶどう棚の下でゆっくりお抹茶一服。
お早目に帰られる方には、重菓子をお持ち帰りしていただきました。
次回は、お料理軽めでさらに、お作法では「湯桶と香の物」の扱いを学んでいただく予定です。
焼き物に今度は、天然あゆの塩焼が登場予定。
キンモクセイの香る頃が、あゆの取りごろなんですって。
受講生のみなさん、11月もお楽しみに。
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