「７号食とごま塩」マクロビオティック修行＠久留米

２０２３年１月１９日に福岡県久留米市にてマクロビオティック師匠のもとでの

 

リカレント講座が「７号食とごま塩」。

マクロビオティックでは玄米の食養料理があるのですが、

 

玄米とおかずの割合に対して、１号食、２号食、３号食と続き、７号食まであります。

 

マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生が提唱された食養料理の段階があるのですが、

 

７号食とは、食事の中で穀物を１００％とる方法で、添え物は少しのごま塩のみ。

 

原則として１週間から１０日間くらい、体の調子をみて、玄米ごはんで過ごす食養生で

 

脾臓や胃をいたわり、消化吸収を助け、唾液をよく出すことから自然治癒力を上げ、頭脳明晰、慢性疲労を回復させることが

 

期待できる食養生で、

 

実際、正食協会の上級講座で７号食というのがあるのは知っていたのですが、

なかなか実践したことがなかったので、今回のリカレント講座ではとても勉強になりました。

 

７号食の実際として、１カップの玄米を炊いて、４個のおむすび（１個１１５g）を１０口にわけて

 

１口（11.5g）を７０−８０回以上噛んでいただき、よく噛んで腹８分目でいただくという方法で、

 

飲むものは最小限。１日５００ccくらい。

 

これを１週間から１０日間すると、上記の食養生になるのだとか。

実際、太田先生の説明を聴きながら、１１５gに分けたおむすびを１０等分に分けて１口ずつ１００回噛むのは至難の技。

 

溶けてなくなっていく感覚は、玄米が甘くて唾液で化学反応が起きているなと実感できるほど。

 

１００回噛むということを普段は意識していないのでよく噛んで食べるというのを実践すると

あと食事も十分、噛んでいただけることができました。

噛むことでの効能として、満腹中枢を刺激して少量の玄米でも満腹になりやすく、小顔効果があり、脳に良質の酸素を送り込むことになるので頭がすっきりし、唾液の中の酵素やホルモンが血流を巡らせ、自然治癒力を上げてくれるのだとか。

 

しばらくは玄米ご飯１００回噛みだかでも、満腹になりそうと思えるくらい

 

甘みとおいしさを体感させていただきました。

 

そして、ごま塩づくり。

マクロビオティック料理の食養料理のなかでも基本中のきであるごま塩は

 

陰陽のバランスが最高に取れた一つの宇宙を感じさせるパワーフード。

 

それもそのはず。

 

作り方が全て陰陽が含まれているんです。

 

黒ごま大さじ４、塩大さじ１。

 

黒ごまと塩、白と黒、４と１というところにも陰陽がすでに絡んでおります。

 

まずは、塩を中火で煎るのですが、これは中火でしっかりと陽性の波動をいれます。

少し色づいたところで、火からおろします。

続いて、黒ごま。これは生ゴマを短時間でぱっと乾煎りしていりごまにします。

ここもしっかり火入れする塩と、ぱっと短時間でいりごまにするというところでも陰陽が。

 

さらに、すりばちで、最初は塩を力強く微粒子になるまで、（一説には右回し、下から上へ）でより陽性化し、

その中に黒ごま投入。今度は優しく柔らかく苦味が出ない様に、塩と併せていくのですが

 

これをすることで、ゴマと塩が一体化してうまく絡みついてきて、塩のとがった味がしなくなるところまで

うまくすり合わせてしていきます。

 

こうやって作ったごま塩は、食養料理の中でも最も大切な食品とされ、

 

腸の消化吸収を良くし、血液の質を改善し、貧血や生理痛などの出血や痛みの緩和

 

歯痛、頭痛の緩和、疲労解消

 

造血力を高める効果もあるのだそう。

 

たかがごま塩、されどごま塩。

 

ごま塩で命が助かったという人もいるくらいのエネルギーの高い食品だそうで、

 

エネルギーワークをしている感覚になりました。

 

４グループで分かれて作ったごま塩は、それぞれの班で味が違っていて、

 

塩かどの感じや、ゴマの風味が摺り手によってこんなに変わってくるのかと思うくらい味の差がでてくる

 

パワーごま塩。

 

またまた、玄米の底力とごま塩のパワーを実感させていただいて

 

食べることは命の移し替えだと実感したところでした。

 

毎月、マクロビオティックの師匠宅へ前日から泊まらせていただき、

本当に最高のひとときを迎えさせていただいてます。

 

自分は師匠から受ける愛と経験談を、わたしのお弟子にペイフォワードしているような

 

そんな大切な瞬間をおくらせていただいています。

師匠には何の恩返しもできずにいますが、

 

師匠の見せてくれる２０年後のわたしのあるべき姿を

 

目の前に具現化してくださるので、本当にありがたいご縁をいただいております。

今年も久留米へのマクロビオティックのリカレント講座通いを

 

人生のリカレント教育だと思い、さらに精進していこうと思っております。

太田先生、鶴久先生、

今月も学び直しをさせていただき本当にありがとうございました。

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畑中美智子

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