2023年5月18日にマクロビオティックの師匠のところへ
マクロビオティックの学び直しであるリカレント講座に行ってきました。
マクロビオティックを志してから早くも15年。
大阪の正食協会で師範科まで出たにもかかわらず、まだまだマクロビオティックを教えるのに自信がなかった私は
久留米から、都城にマクロビを教えに毎月来られておられた師匠に弟子入りして、2年間アシスタントをさせてもらって
正食協会のマクロビオティックを学びました。
その久留米の師匠が、マクロビオティックのリカレント講座をされていると聞いて、
2022年5月から学び直しをさせて抱いて、今回で9回目。
師匠が開講される限りは宮崎から師匠を追っかけようとできるだけ毎月学び直させていただいております。
今回のテーマが、「生姜湿布と小豆昆布」。
今回は、外用と内用のお手当方法2点をリカレント講座で学び直しさせていただきました。
マクロビオティックでは、外用のお手当として
生姜湿布、
里芋湿布、
こんにゃく湿布、
豆腐湿布など、
食べ物の有効成分を使って、食べるのではなくて、患部の上から
食べものを直接当てたり、すり下ろしたり、エキスをタオルに湿らせてから当てる方法で
自然療法的なものがあります。
この生姜湿布は私も何度もトライしようとしてなかなか仕切らなかった自然療法の一つ。
あらゆる傷みや炎症に良いと言われていて、ガン患者さんに生姜湿布とさといも湿布でお手当して
がんが小さくなったとか、手術のときに患部除去がしやすくなっていたとか聞いていて
興味津々でした。
さらに、リウマチ、腰痛、炎症、胃潰瘍、肩こり、婦人病、糖尿病、肝炎、肝硬変、痛風、水虫、肺結核、腸閉塞、白血病、ヘルニア、ぎっくり腰、疲労回復にとありとあらゆる病気の改善にいいと言われている生姜湿布。
足をくじいて、捻挫した時にもよかったよとも聞いていたので、一度はやってみたいと思い、生姜湿布用の粉末を購入してみたものの。使わずしまいで。
今回は、リアル講座で見させていただき、そして自分でも体験できて、その良さがわかった生姜湿布についてレポートします。
まず、生姜湿布とは、
生姜の濃厚な絞り汁をお湯で溶かした中に、
タオルを浸して、エキスを移し、
それを幹部に当て温熱療法と生姜の有効成分を幹部に湿布すること自然療法。
血流がよくなることで、幹部に溜まっていた濁りのある血液をめぐらせて、血液の滞りからくる痛みを解消するとともに、
生姜の薬効が幹部の痛みを和らげるそう。
やってみると本当に気持ちよく、温かい湿布がずっと温熱してくれているような感じ。
今回も、太田先生に生姜湿布のお手当方法を教えていただきました。
太田先生のお子さんがお体が弱く、熱が出切らないところでの不調があるときにこの生姜湿布をしたら
発汗して回復にむかったり、
お母さまの肺癌が見つかったときに、手術まで毎日生姜湿布をした結果、
難しいところにできていたがんを手術時にきれいに取り除くことができるくらい、がんの粘着性がなくなっていたとか。
それからも、家族の痛みには
生姜湿布で対応されて、炎症をお薬ではなく、生姜湿布で緩和されてこられたのだとか。
生姜湿布のやり方は
生のひねしょうが100−150gをすりおろして、さらしに包み、
2リットルのお湯を70度まで温度をあげたものに、絞り汁を入れて濃い生姜エキスをつくった
そこにタオルを入れて、生姜のエキスをうつしたものを
幹部にあてて、濡れないおように上からビニールで覆って15分くらい放置。
本来であれば、7−8回は冷めたら新しいタオルを浸して再度生姜湿布にして幹部に当てるのを繰り返すそうなのですが、
今回は一回だけ。
生姜湿布をしたあとは、入浴も控えて、ご飯を食べるのも30分は時間をおいた方がよいのだとか。
生姜湿布は、お風呂にいれて全身を温めるよりも、
からだの1部を温めて血流を幹部にぐっと集めて流してあげる方が効果が高いそうで、
生姜風呂は不向きだとか。
市販の生姜湿布用の乾燥生姜パックもありですが、
生の生姜でも新生姜でなく、ひね生姜の方が効果は高いのだとか。
モデルに男性受講生に、実際、肝臓への温めを背中側から体験してもらい。
その後、各人で腰やお腹、肩に生姜湿布を当てて体験させていただきました。
乾燥した生姜湿布を幹部に当てて使う裏技も教えていただき、
出張先でのホテル泊の時にはぜひやってみたいと思った
しょうが湿布でした。
そして、もう一つは食養生の小豆昆布。
こちらは、今からの梅雨前にむくみをを解消し、
関節の痛みや足腰の重だるさ解消によい小豆昆布。
腎臓の弱りからくるむくみは陰性が進んだ場合が多く、それを解消する小豆昆布の実力を改めて
学び直しさせていただきました。
材料は
小豆1カップに、こんぶ10cm角、塩小さじ半分から3ぶんの2、水が3カップ。
まずは、鍋に小豆と1cm角に切った昆布をいれて、水を3カップ。
蓋をせずに、3カップの水位になるように継ぎ足し、継ぎ足しして
小豆が指で潰れる固さになったら
塩を入れて20分炊いてできあがり。
塩ぜんざいのような感じで、しゃばしゃばした液体に小豆と昆布の栄養が出ており
消化吸収されやすくなっています。
山のものである小豆と、
海のものである昆布を一緒に炊き合わせていくことで、より高い効果が期待される
食養生の1つ。
毎日食べるのもいいのですが、5日間食べたら2日間お休みというふうに
常食するよりも体に慣れさせないようにお休み期間を少し設けた方がいいと言われています。
梅雨時期に入ってくる前に小豆昆布でむくみを解消させて
水毒からも強くなる食養生を知っていたら力になりそうな1品です。
今回の師匠の愛がいっぱいこもったマクロビオティックなランチ。
師匠の方からは豆がどれだけ日本人にあったたんぱく源なのかということで、いろんな豆の料理と効能について講義がありました。
そして、本日のランチは
レンズ豆のトマトカレースープ
グリンピース玄米ごはん
小松菜とレンコンの梅ごまペースとあえ
車ふと新玉ねぎの白味噌あえ
金時豆の夏野菜含め煮
ぬか漬け4種
発酵あんことくりの甘露煮
あずき昆布
今回も師匠のお宅に泊まらせていただいて
たくさんのお話しを伺うことができました。
5月の師匠のキッチンは
畑で取れた野菜や発酵食品でいっぱい。
ベランダに干してあったドクダミのお茶を朝にいただき、
6時半からのクラブハウス「美腸発酵養生モーニング」にもつきあっていただき
おいしい朝ご飯を愛情といっしょにいただけました。
すり減っていた私の中のエネルギーを
再度チャージしていただいて
また、自分の5月のマクロビティック集中講座への原動力をいただけました。
師匠の愛あっての食育活動に
本当にいつも感謝してもしきれないでいます。
来月は東北、宮城、岩手にいくので6月のマクロビオティックリカレント講座は
出席できませんが、7月に再度
会いにいきます。
鶴久先生、太田先生、たくさんの愛をありがとうございました。
2023年5月18日
畑中 美智子
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