春の漢方養生②

最近、いらいらしたり、怒りっぽくなっていませんか?

実はこれも肝臓からのサイン。

肝臓がよく動いている証拠です。

東洋医学では、肝臓は怒りの臓器と言います。

肝が動くと、怒りやイライラが怒りやすい。

この状態が起こる事例としては、女性のPMS(月経前症候群)。

生理前になるとやたらとイライラする。

食べたくなる。

眠い。

胸やお腹に張り。

こう言った症状も実は肝の気の巡りが悪い時に起こります。

漢方薬では「加味逍遥散」という処方がされます。

肝の気が詰まってくると更年期のイライラ、感情の起伏が激しいという症状が起こります。

肝臓を鎮めて調整してくれる漢方薬です。

また、子どもが泣いてジタバタしたり、我が強くて言うことを聞いてくれない状態を「疳の虫」(かんのむし)」がさわると言います。

子どもは肝臓が未発達で、生まれた時に黄疸が出やすいなどの症状があります。

これも肝臓が未発達だと、怒りの感情がある出やすいといいます。

「癇癪」は「肝癪」とも言います。

怒りが出てくると眉間にシワを寄せる。

この眉間のシワが望診では肝の弱りを見る一手段になります。

春に交通事故や少年犯罪が多くなるのも、肝臓からの怒りが起こりやすいからだという説もあります。

春先のイライラ。

あなたが感じている以上に周りはそのとばっちりを受けていることも多々あります。

自分の肝臓がどう動いているのかも感じながら、深呼吸してリラックスしてみてください。

あなたの肝もリラックスしますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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畑中美智子

畑中美智子

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