「一去一来」
去るものがあれば、来るものもあるという気味ですが、捨てなければ入ってこないという意味でも解釈できます。
あれもこれもと欲張っていては、本当に欲しいものは入ってこない。
痩せたいけど食べたい。
健康になりたいけど、お酒やお菓子、おいしいものはやめらなれない。
こういったクライアントに多く会います。
もちろん、ゴールにそれが手に入ればいいのなら、どこかでか捨てることをオススメしています。
これは、普段の生活でも同じ。
今の仕事を変えたい。
流れを変えたい。
このままでは嫌だ。
それなら、流れを変えるために今やっていることを止めてみればいい。
こういう状況というのは、客観的に見れば他人のことは良くわかります。
カウンセラーとして客観的に見て、アドバイスする。
渦中の人であるご本人は、着眼点を変えられるとすぐに動き出される。
この文を書きながら、
実は私も流れを変えようとしています。
簡単なことでも、やめることは怖い。
流れを変えることは怖い。
でも、捨てないと入って来ないことはよくわかっています。
以前、上司に言われて言葉。
「畑中、片手にリンゴ、片手にみかんを持って、メロンをもらってももらえないだろう。両手を開けないとほんとに大切なものはもらえないんだよ。」
それに対して、私は「私だったら、口でくわえます。リンゴのへたを口でくわえて、みかんは両脇に抱えて、メロンをもらいます。」
なんて、生意気なことを言ったことを覚えています。
今は、この言葉の意味がよくわかる。
手放すというのは、辛いこと。
自分のなかのピースを取り出すと、それが一気に総崩れしてしまいそうで恐れてしまいます。
でも、今は、逆にメロンを両手で受け取るために、スペースを開けないといけない時。
ファスティングのクライアントから、何度もこの好転事例を見させていただきました。
ファスティングをして、食べるのをやめたら、体重が落ち始めた。
健康になった。
流れが変わって、人生が前向きになった。
結婚、妊娠、出産できた。
夫婦円満になった。家族がさらに仲良くなった。
起業した。事業転換して業績がぐんと上がった。などなど。
カラダのことだけでなく、それ以上の運氣が上がるなどは、
一度手放すことができた人のみが知る新境地。
人間関係も同じです。
別れがあって、出会いがある。
今から、お世話になった会長に会いにいってきます。
ココロからお世話になったお礼とかわいがってくださった感謝の気持ちを伝えに。
一つの時代が終わっていく寂しさの中で、新しいことの始まりを期待しながら。
良き流れに乗っている今に感謝しています。
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