「食べ始めたら止まらないんです。」

先日、クライアントからいただいたSOSメッセージ。

「食べ始めたら止まらないんです。甘いものが止まりません。」

これは、ダイエット経験者なら一度は体験されておられるでしょう。

私は、「脳の暴走」と呼んでいます。

チョコレートなどの甘いものが止まらない。

パンを食べ始めたらずーっとパンが欲しくてしようがない。

毎晩の晩酌にビールを止めるのは怖い。

コーヒーやたばこはやめられない。

共通しているのは中毒性のある食べ物であること。

アルコール中毒や麻薬中毒は耳馴染みのある言葉です。

それに加えて、砂糖中毒や小麦粉中毒、カフェイン中毒も多いのです。

これは、単純に脳のトリック。

一人ひとり、思考パターンが違うように、ストレスの感じ方も違います。

脳はこのストレスを回避するために、ありとあらゆるトリックを仕掛けてきます。

今受けている苦しみを回避して、快楽を得るために何をしたら一番の近道か。

食べ物や飲み物、たばこなんです。

お金を出したらいつでも買える。

速攻、口にしたら快楽が得られる。

この単純な脳のパターンは、残念ながら長い間の蓄積で、脳のくせと呼んでいますがそう簡単には改善されません。

そこで、一度、脳内革命を起こすのです。

断食です。

敢えて、脳に中毒性の刺激を送らず、デトックスさせる。

この過程がきつい方も多々おられます。

低血糖症を起こす場合もありますし、倦怠感や虚脱感に襲われる方もいます。

ただ、脳はクリーニングされていくので、きつい過程をすぎると一挙に目が覚めたような覚醒状態に入られる方が多いです。

脳のトリックに引っかかりたくないなら、脳が快楽に思うトリガー(引き金)になるような食べ物を口にしないこと

私の場合のトリガーは、圧倒的に砂糖と小麦粉です。

甘いパンやチョコレートを朝にちょこっとつまんだら、一日中甘いものが欲しくてたまならくなります。

その前に、脳とカラダにいいものを入れて、脳のストレスを軽減させるようにしています。

今朝は、果物、かぼちゃのポタージュと、ひじきの煮物と切り干し大根の煮物をちょっとずつ。

やっちゃった翌日は戻しメニューでリセット。

止まらなくなる食べ物の一口を食べないこと。

その前にさらに嬉しくなることをして、脳に食べ物からの快楽を忘れさせください。

一汁三菜を食べていたら、脳の暴走は食い止められるはずですから。

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畑中美智子

畑中美智子

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