転嫁（てんか）

１０００人以上のファスティングのカウンセリングを通して、ここのところ面白い方たちに出会っています。

 

５月２６日新月スタートのファスティングの方たちには強烈なデトックスが出ている方が他のグループよりも多く感じられます。

 

新月スタートはデトックスに向くとお伝えてしています。

 

月齢が０になる新月は物事のスタート。

 

今までのざわつきや溜まりを一掃させて、原点に戻っていくのにオススメです。

現に、植物では立木も稲も竹も新月に切ると、乾燥しやすく材木やもみ、竹炭になりやすいとか。

 

今回の新月スタートの方たちに、好転反応がつらい方が多いです。

 

これは低血糖症状の状態。

 

頭痛、吐き気、眠気、倦怠感、アレルギーの症状がひどくなるように思われてるのですが、日を追うごとに脳が糖の調整を始めると劇的に軽減していきます。

 

この状況は、想定外のクライアントも多い。

 

メンタル上の自分との戦いです。

ここをサポートするのが指導者としての私の役目。

 

嵐が通り過ぎるのを耐えてください。

必ず、楽になりますから。

今まで食べてきたものが出てきているのです。食い改めですよ。

出産と同じです。最後まで頑張って。　　など。

 

そんな中で今回の新月グループの訴えが面白い。

 

「食べたいんです。ところてんでもだめですか？」

「試食しないといけないんです。」

「義理の母の料理を食べないといけないんです。」

「飲み会の幹事をしていまして。」

 

最後の極めつけは、「食べたくてしようがないんです。この後も続ける自信がないんです。義理の母がファステイングをしたいと言っているんです。代わりにやってもらうことは可能ですか？」

 

ええっと。

これははじめての代替案。

 

答えはNOですが、自分の苦しみを義理のお母さんに転嫁ってまさに文字通り！？

 

面白くて笑ってしまいました。

 

カウンセリング用語で転嫁（てんか）と呼んでいます。

 

自分の苦しみや責任を他のモノになすりつける。ある対象に対する感情を、他のモノに及ばせるという意味で、自分ができないことをほかの原因にすり替えて納得させようという心の動きなんです。

 

ファスティング開始後の好転反応が起きているときに、この転嫁がよく置きます。

 

ほかのせいにしても、最後は自分の責任です。

 

カラダが大きくなったのも、体調が悪くなったのも、全部自分のまいた種。

 

この種の原因をつかみ、ねっこを断ち切るつもりでファスティングを始められたであろうに、また逃げ道を作ろうとしている。

 

２週間のプリンセスファステイングでは、一度始まるといろんな心の動きがあっても最終的には腹決めされて、最後まで頑張っていかれます。

 

浄化は一度起きると滝の流れのように次々と一掃されていき、止めることができません。

 

同じ浄化を起こすなら、サニーサイドの日の当たる方向を向いて、キレイになっていくご自分を楽しむ方が何倍も成功する加速がつくもの。

今日あたりまで乗り切ったら、明日はずいぶん、楽になりますよ。

今の苦しみは、必ず明日の笑顔につながります。ココロのデトックスもうまくできるように祈っています。

 

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畑中美智子

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