12年間で1400人以上のファスティング指導をしていると、いろんなクライアントの症状と向き合わさせていただきます。
昨日、お問い合わせがあったのは「低血糖症候群」。
低血糖とは、糖分を一時に高度の取り入れると、大量にインシュリンが分泌され、頭痛やめまい、意識障害を引き起こしてしまうこともあります。
じつは、私の住んでいる宮崎と鹿児島では、この低血糖症候群の人は多くいます。
というのも、「えぎれ」という言葉があるくらい、日常的に低血糖を起こしている人が結構いると思います。
「えぎれ」とは「エサが切れる。」または、「エネルギー切れ」の略で、夕方、お腹が急激減って、気分が悪くなったり、手が震えたり、頭痛がしたり、不機嫌になったりという症状で起きることが多いです。
南九州では、仕事のあとの夕食時に「だれやみ」または「だれやめ」をします。
焼酎やビールなどのアルコールにおつまみで、「だれをやめる」=「だれやめ」と、焼酎の糖分が疲労回復にいいと思われている食文化が根付いています。
そして、しょうゆも甘め、砂糖多めの甘辛く煮たおかずが好みの方が、知らず知らずに糖を取りすぎていることになり、低血糖症から糖尿病にと移行していくことになります。
先日、鹿児島の母娘さんが2週間のファスティングに挑戦してくださいました。
娘さんはダイエット目的で、お母さんは糖尿病予備軍の低血糖症と診断されて、食生活を改善したいというお申し出でした。
お聞きすると、お母さんは農業をするお姑さんとご主人とで、10時と15時のおやつは必ずつきあわないといけない、豚骨や軟骨などの甘辛い味付けの料理をしないといけないなど、
南九州特有の食習慣から、糖尿病になるかならないかという境界だといわれたのだとか。
2週間のファスティングでは、玄米を中心とした食材と、シモン茶と素敵な酵素で対応してもらい、トータルでー4kg。
悪しき食習慣を一度リセットしてもらったあとは、玄米とみそ汁とおかず3品。
動物性たんぱくと、高カロリー、高脂肪の食べ物をファスティング直後の3週目は特に避けていただきました。
ファスティング開始19日目に、糖尿病外来の病院での定期検査があるということで受診され、
今朝、娘さんから嬉しいメッセージをいただきました。
『おはようございます。
母が前日、糖尿の病院でした!
お医者さんに誉められたと言ってました!
ちなみに糖が先月よりA1C
が1、4下がり、血糖値は92でした。
体重は-4、3kg。
薬何も飲まず
お医者さまもビックリしてました!
母にこの食事進めて本当に良かったです。
先生有難うございます』
食を変えれば、カラダは答えてくれます。
その答えてくれるまで食養生を続けること。
一度、カラダが元気になったら、代謝のよい自然治癒力の高いカラダになれます。
それには一度、抜いてみること。
2週間のファスティングプログラムは、カラダと脳のリセットができるようにコーチしていきます。
そして、要注意の3週間目と食養生の3か月間の食事方法を指導していきます。
低血糖症は、正しい食事でインシュリンの温存につなげます。
ストレスによるドカ食い、暴飲暴食を避けて、一汁三菜の生活が送れるようになれば、
ココロもカラダも今以上に平安になると信じています。
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