「薬膳レッスン」：お正月太り解消薬膳

2018年1月の薬膳レッスンはお正月太り解消の薬膳。

12月にこのテーマに食い入った方からのご反響が大きく、今日も農園は賑やかに華やぎました。

メニューはこちら。

煎り玄米の小豆粥、長芋とゴボウのポタージュ、ニンジンしりしり薬膳風、さつまいもとレンコンのレーズン煮、青菜と黒きくらげの薬膳ソテー、おまけメニューは黒豆の簡単煮。

私も年末年始で２ｋｇ肥えを体験し、5日目には戻せたというメニューをお披露目します。

今回の薬膳の献立に盛り込んだのが以下のコンセプト。
①食物繊維たっぷり
②根菜パワーで冷え解消
③ビタミンAで免疫力アップ
④黒色食品で補腎でアンチエイジング
⑤五色食材にこだわる

やせるだけメニューではなくて、食べて元気に健康で美しくなくては美容薬膳とはいえません。

冬の食養生とお正月太り解消のポイントになる食材としては
小豆、山芋、ゴボウ、ニンジン、ホウレンソウ、黒きくらげ、松の実、クコの実。

これをもりもりに盛り込んでインフルエンザ対策の薬膳メニューができあがりました。

①煎り玄米の小豆粥「おめでとう」
デトックス食材である玄米を炒ると陽性化して、さらにデトックス効果が高まります。

小豆はむくみとりに効果的で、ビタミンCも豊富に含んでいる優れもの。

松の実とクコの実があれば、肝臓と腎臓に効く薬膳粥に。
黒ゴマも腎の補陽にオススメ。

②長芋とゴボウのポタージュ
冬の養生にオススメの根菜のポタージュ。

山芋とごぼうをたっぷり入れて滋養にいい一品に仕上げてみました。

③ニンジンしりしり薬膳風
鼻・のど・目・腸・膣は粘膜で覆われていて、ウイルスや病原菌など体外からの異物の侵入をいち早く食い止めるバリアゾーン。

ここが弱ると、免疫力低下で風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

粘膜の強化と免疫力アップには、ビタミンA。

また、加熱することで消化吸収されやすくなるので、沖縄の郷土料理のニンジンしりしり風に仕上げてみました。

④さつまいもとりんごのほっこりレーズン煮
砂糖を入れていないのにレーズンとリンゴの甘さが、さつまいもと相乗効果になって、おいしい一品になりました。

さつまいものは食物繊維が豊富なうえに、プロビタミンCという熱にも強いビタミンCが豊富で風邪予防にも効果的。食べ過ぎ予防にもいいです。レーズンは造血効果が期待されます。

⑤ホウレンソウと黒きくらげの薬膳ソテー
元気な血でいっぱいにしたいときオススメの薬膳ソテー。
ホウレンソウは鉄分が豊富で、貧血解消に。
黒きくらげは血液さらさら効果大。

これに食物繊維たっぷりの切り干し大根と、肝臓にいいクコの実をトッピングして、更年期による肥満解消の施膳をしてみました。

1月の薬膳レッスンは実は私の誕生日。

皆さんに祝ってもらえてとても嬉しい一日になりました。

デモの時は皆さん、ミーアキャットのように立ち上がって鍋の中を見ようされる熱心さ。

生徒さんに支えられてのサンシャインファームです。

次回の薬膳レッスンは「参鶏湯」が登場します。

乞うご期待！

【薬膳レッスン】

腎・膀胱系「参鶏湯」薬膳

2月18・20日10時から

サンシャインファームにて

4500円

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畑中美智子

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