春は肝臓が動き出す季節。
五臓の中でも一番初めの臓器とされていて肝腎要(かんじんかなめ)で、肝の役目はとっても大切。
肝の役目にはあ
①排毒(デトックス)
②蔵血
③自律神経 があります。
最終回は③自律神経。
「肝は疏泄(そせつ)をつかさどる」と言って、氣の流れをつかさどるのは肝だと東洋医学では言われています。
この氣の流れとは、自律神経のことをいいます。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、ONモード。
何か事を起こす時に、闘いモードになり、集中して遂行しようというときは交感神経が優位になっている証拠。
日中、交感神経がONになっていて、仕事や家事、用事を済ます時には交感神経が働いています。
副交感神経はOFFモード。
ゆっくり、リラックスしているときは副交感神経が優位になっています。
夜に寝ているときは副交感神経は働いて、安眠へと導き、カラダを休めてくれます。
問題なのは、この交感神経と副交感神経の切り替わりがうまく行かなくなることがあります。
これが自律神経失調症です。
過度のストレスにさらされたり、または緩みすぎて昼夜差がない生活リズムになったりしたときに、交感神経と副交感神経の切り替わりが難しくなります。
その一つが五月病。
登校拒否、出社拒否などから、気持ちが乗らない、カラダがだるい、頭痛がする、便秘・下痢になるなどの症状は、一過性の自律神経失調症だと想定されています。
それもそのはず。
4月のピカピカの新入生、新入社員でこちこちの緊張状態。めまぐるしいライフスタイルの変化。慣れない業務に人間関係。
これではストレスがマックス状態で、この状態が約1か月続いて、ゴールデンウィークに突入。
ゴールデンウィーク中は、おうちでゆっくり、旅行でリフレッシュ、友達にあって大はしゃぎなど、気が緩んでリラックスモードの極限。
この落差がはげしいので、ゴールデンウィーク明けに切り替えができにくくなる。
ように、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなって、以前のような緊張状態に戻りにくくなる。
これが五月病の憂鬱感、倦怠感につながっていくのです。
それでは、肝の気の流れを良くするにはどうしたらいいのでしょうか?
春の漢方養生では
『肝』を落ち着かせる。
ONからOFFと激しすぎる切り替えではなく、ほどほどに向き合うこと。
肝に火をつけない。肝の気を結ばせないということで、淡々と続けていけることにフォーカスを持ちましょう。
ルーティンワークとなる掃除や片付け、入浴、運動なども効果的です。
『春は逍遥(しょうよう)』
これまたゆっくりを心掛けること。
緑の中をゆっくり歩く、森林浴をするなど、のんびりを楽しんで、次の活力を養う。
深呼吸をする、ウオーキングをする、などでものんびりできます。
そして、食薬では香りのもの。
気は見えないもの。
この見えない気の流れを良くするには、見えない香りのモノで流してあげることが一番だと言われています。
アロマテラピーが自律神経の調整にいいというのを聞かれたことがあると思います。
食べるアロマテラピーで気の流れを整えましょう。
香味野菜、ハーブ類、スパイス、柑橘類です。
香味野菜に入ってセロリや青しそ、みょうが、三つ葉など。
ハーブ類にはミントやレモングラス、カモミールなど、ハーブティーになるものから料理に使うものまで。
スパイスは、シナモン、カルダモン、ウイキョウなど。
日本では山椒の葉が有名。
たけのこを炊いたものにわかめ、山椒の芽の組み合わせは自律神経を整える最高の組みあわせ。
先人の知恵にも自律神経を整える食事のヒントがあれこれ隠されているようです。
そしてなんと言っても軸を整える食事にすること。
これはご飯と味噌汁がベース。
おかずは少なめに。
一汁三菜がここでも効果的であるとお伝えしておきます。
ご飯をちゃんと食べてみる。
ここから軸の整った精神が養われます。
和食に戻していくと、カラダも心も喜びハッピーになれると思います。
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