栄養失調ですって!?:読むダイエット

先日のカウンセリングでお越しのクライアントさまは、スリムでチャーミングな小柄な40代女性。

 

カウンセリング前にメッセージをいただいていて、

 

「ヘモグロビンA1cの数値が高くなってきていまして。ファスティングで食をリセットしたいんです。」

 

お会いすると、体重42kgと肥満とは縁遠そう。

 

「実は、脂質異常症も持っていまして、悪玉コレステロールが高めなので、お薬を飲んでいます。」

 

すぐに毎日の食事メニューを書き出してもらいました。

 

朝:みそ汁、ときどきパン、ヨーグルト、フルーツ少量、コーヒー。

 

昼:みそ汁、つけもの。

 

夜:みそ汁、つけもの、家族の残りおかず少々。

 

間食にチョコレート。

 

ん?

それだけ??

 

「そうなんです、食べると胃が重たくて。これに貧血もあるんです。」

 

どうやら、これは栄養失調ですよとお伝えしました。

 

お仕事もされているこの女性は家族の為に、お掃除もお洗濯もパーフェクトにこなしたいタイプ。

 

家族の料理は作られるのに、自分の分はなく、ほとんど残り物がつまみ食い。

 

ママたちに多いのですが、自分の分は御膳に入れて食べることはなく、ほとんど台所で立って食べるという残りモノ暮らし。

 

「これではどれだけ食べているかもわからないですよね。

 

その前に、いつ今度は栄養が入ってくるかカラダがわからないから、カラダが蓄えようとしているんですよ。

 

カロリーになる糖や脂をカラダが確保したがっていて、血糖として、コレステロールとして蓄積しようとするんです。

 

だから代謝の悪いお体になっていくんですよ。

 

手足が冷たいなどの冷え症もお持ちですよね?」

 

とお尋ねすると、

 

「ハイ、常時、手足も冷たくて。 代謝が悪いというのは実感しています。」

 

ダイエッターに多い栄養失調。

 

低カロリーのモノを食べ過ぎていたり、またはその逆で、高カロリーなのに栄養がないものを食べ続けていくと

 

カラダは燃えなく代謝が悪いカラダになっていくのです。

低体温、低血圧、貧血といった症状をお持ちの方と同時に脂質異常症、糖尿病傾向をお持ちの方は気を付けて。

 

それよりもちゃんと3食をバランスよく食べる。

このクライアントさまにも一度ファスティングをされて、その後の回復食から通常食に上げていく食トレを

矯正させていただく予定です。

 

健康診断の血液データは、過去の食べ物状況が多いに反映されるもの。

 

体重だけでなく、血液の質にも関心を向けてみましょう。

 

知らないうちにあなたも栄養失調になっているかも。

 

 

 

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畑中美智子

畑中美智子

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