12年間で1400人以上のファスティングを指導している中で、最近目につくのが
「食べない女子」。
カウンセリングをして驚くべきことに食べていない女子の方が圧倒的に「燃えない」女子になっているんです。
先日、お会いしたクライアントはここ3年くらいで体重がゆっくり増加。
自分で危険域だと思っているゾーンに体重が達成されて、
「自力でどうにもならないと思って、先生のところに来ました。」と。
一日の食事内容を聞くと以下の通り。本人の了承を得てシェアさせていただきます。
朝:ヨーグルト
昼:みそ汁と玄米ご飯
夜:サラダ、または家族の食べ残しのおかず、時々ビールとお菓子
間食:コーヒーと甘いもの少々。
あまり食べていないのに、体重がここ3年くらいで4-5kg増えたとか。
望診すると、色白、ぽっちゃり、水太り系。低体温、低血圧の虚証気味で、あまり動かない気虚タイプ。
ときどきウオーキングやジム通いをされておられるけど、基本的には静かでいらっしゃる。
定期健康診断では、コレステロールと糖を表わすA1cの数値が年々上昇傾向だとか。
この状態で上記のメニューでの体重増加であれば、
あれしかない!!
「これ、アザラシ女子ですよ。
アザラシって北極の冷たい海の中で、脂肪を蓄えて、少量の魚で生きているでしょ。
今の食事状態で低体温になっていて、脂肪を蓄えようって本能的にカラダは代謝を少量の食べ物の範疇でやりくりしようって頑張っちゃうんです。
その結果、食べなくてもカラダが回るように、燃費を省エネにてエコモードで運行しようとするから、
余計に体重が増えていくようになっちゃうんです。
朝のヨーグルト、夜のサラダとビール、間食のコーヒーとお菓子。
これでは、カラダは、いつでも北極海にいる状態の冷えが来やすく、しかも低カロリー食品を入れていると
余計に燃えないカラダになってしまいます。
太ることはないから、ファスティング後は、しっかり3食、一汁三菜の玄米ライフにして燃えるカラダにしていきましょうね。」
そして2週間のファスティングの結果、-4kg。
先日、定期検査に行かれた結果、次のようなメッセージをいただきました。(本人承諾済)
『お疲れ様です
今日病院だったのですが
体重はもちろんコレステロール値がどちらも正常値になっていて先生に何をやってこうなったの??と驚かれました!
薬を使ったみたいに綺麗にさがってるねと…
やっぱりファスティングをやってよかったなと思いました
ありがとうございました?』
今では、一汁三菜と玄米をしっかり食べて燃えるカラダ作りを目指しておられます。
自己流でのダイエットでは、いつしか燃えないカラダになり、停滞期がきます。
ヨーグルト、サラダ、豆乳甘酒、スムージーでさえも長く毎日食べていたら、
カラダは冷えやすく、燃えないカラダになってしまいます。
カラダが欲しているのは、糖類、タンパク質、脂質をメインにしたビタミンとミネラルあるのバランスよい食事。
何を食べたらいいかわからなくなったら、ファスティングして一度、脳もカラダもリセット。
ゼロの真っ新の状態でのお食い初め、離乳食、正しい食事といった段階での食事指導を受けてみるのも一考の価値があるかもしれません。
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