レアでコアな農業共済新聞に年間連載している「女神たちの食卓」。
2017年の5月24日付の記事は「自律神経を整える食事」。
新聞の内容をシェアします。
『ゴールデンウィークは過ぎて、ほっと息ついたところから、なんとなく気分が優れない、やる気が出ないという症状から始まって、朝なかなか起きられない、カラダがだるいという症状が出始める人が多くなってきます。いわゆる、「五月病」です。
4月のスタート月からゴールデンウィークまで一気に駆け抜けて、ほっとしたらタガが外れたように気持ちが乗らなくなってくる。
その理由は交感神経優位の極度の緊張状態から、休みに入って副交感神経優位になってリラックスしすぎて、戻れなくなる状態になるからです。
東洋医学ではこの状態を「気虚」と言います。忙しすぎて、気を張り詰めすぎていたところ、気が一気に抜けてしまう状態。
その前に過度のストレスにさらされていることが多く、「気滞」になっています。
気滞状態では、コーヒー、唐辛子の辛さ、ビールを含む炭酸系を欲することが多くなります。
気虚にも気滞にもおすすめなものが香り。
目に見えない気を動かす働き(理気)が高いものが、柑橘系、ハーブ類、香味野菜の香りと言われています。
薬膳では陳皮と言って蜜柑の皮を干したものをよく使います。ハーブティーやスパイスを使うと気持ちが落ち着いたり、すっきりしたりします。
そして、青シソやみょうが、セロリやセリ、三つ葉などの薬味や香味野菜が気の流れが整えます。蒸し暑い時に、みょうがと青シソの薬味でそうめんを食べるとすっきりするというのはこの理由です。
4月から忙しすぎて、燃え尽き症候群気味というあなた。香りの野菜やハーブで五月病を吹き飛ばしていきましょう。』
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