貫くこと

4月から鹿児島神宮へ朔日参りを続けています。

 

鹿児島神宮の神さまへ、お礼参りに行くのと同時にもう一つのお楽しみがあります。

 

今月もドキドキしながら、神宮の階段を上がっていったら、「あー、今月もいらっしゃった！」

 

 境内にお茶席。

 

赤い和の傘に、赤い毛氈を椅子に敷いて呈茶席を作っていらっしゃるのです。

 

最近は、よく鹿児島神宮へ参拝させていただいているのですが、このお茶席があることに気付いたのが3か月前。

 

「いつもお茶席を構えていらっしゃるのですか？」とお尋ねしたら、毎月１～３日はお茶席を参拝客に構えていらっしゃるとのこと。

 

この最高に好きなコンビネーションでのシチュエーションにこちらも嬉しさが込み合げてついおしゃべりがはずみます。

 

和菓子も季節のものに合わせて手作りされ、季節の短冊に季節の小物を飾られて、参拝された方に至福のひとときを提供されておられます。

 

貫く、続けることは難しい。

 

自分の信念、思いは自分にしかわからない。

 

このお茶の先生の毎月呈茶をし続ける姿勢に茶人として感動しました。

 

おもてなしの心がたっぷりおありのお茶の先生は、必ず干菓子を持たせてくださいます。

 

今日も、波の形の飴菓子と和三盆。

 

「忙中閑あり」

 

忙しいときほど、お茶の一服は身にもココロにも染み渡ります。 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

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畑中美智子

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