ファスティングすることによって起こるデトックスの形

１３年間で1400人以上のファステイング指導をしているとデトックスは人それぞれだということを多く見てきました。

 

体重のデトックス（減量）、体調のデトックス（体質改善）、感情のデトックス、精神のデトックス、魂のデトックスと進化していくのに気付かされました。

多くは減量目的や体質改善をご希望でファスティングをご希望されて来られるのですが、その中で感情や心、精神までに浄化されて行かれる方がおられます。

 

今回の９月２日満月から２週間ファスティングをされたクライアントさまたちは、デトックスの百貨店と言えるくらいいろんな形でデトックスを体験されました。

 

その中でもとていろんなデトックスを乗り切られたクライアント様ご本人の承諾を得て、シェアさせていただきます。

長年、うつ病からくる睡眠障害、不定愁訴、更年期緩和のお薬をかなり服用されていて、体が浮腫みやすく体調が優れない中でのファスティングスタート。

 

断薬を願われつつも、眠れなくなる怖さを感じられていて、睡眠薬は３種類服薬。

 

お仕事も休職されていて、体調が優れない状況が長年続いておられながら、体重が２０kg増加。

 

夜に眠れないので、経過報告をずっと夜中に書いてこられるなどして、昼夜逆転が起きてしまい、

 

途中で、指定の食材も一切お口にされることができないくらい。

 

嗅覚が異常に敏感になられて、お茶さえも飲めなくなる日を過ごされていました。

 

体の変化にとても敏感で、３６.９度の発熱にも恐怖を感じておられるご様子。

 

そして、台風１０号到来。

 

それから連絡が途絶えてしまったので、大丈夫かなと思っていたところでの２回目のzoomカウンセリング。

 

そうしたら、画面上に出てこられたクライアントはまるで別人になっていました。

 

本当に禊がれたというか、クリーニングされたご様子。

 

画面に出てこられた段階で、涙を出して泣かれていました。

 

「大変でしたね。でも、よく頑張られましたね。」

 

とお声をかけると笑顔を作りながらも、「はい、大変でしたが、これまでのお薬から開放されたと思うと嬉しいです。」

 

肉体も精神も限界になりながらの好転反応は、本当に麻薬中毒患者のdetoxic療法と同じだったと言われます。

 

「本当に辛かったです。混乱しているし、体調は悪いし。でも睡眠薬をのまなくても、次の日に眠れて。

 

そこから台風だったでしょ。台風ってある意味、私にはものすごく救われたんです。

 

実家の両親のところに避難して、実家で台風を過ごすことになったのですが、

 

台風の時ってみんな一緒でしょ。働けないし、どこにも移動できないし。

 

この閉じ込められている状態ってみんな一緒だと思ったら、肉体の苦しさとか自分の立場なんてどうでもよくなっちゃって。

 

父は高圧的な人だったのですが、年老いた父と一緒に３日間も台風の時に過ごせたのは、この非常時に家族と一緒に過ごせるのっていいなって感じがして。

 

父も愛情を求めて、私も家族の愛を求めていたのでしょうね。

 

母に、今、ファステイングっていうのをしてるって言ったら、『頑張れ！』って言ってくれて。

 

家族に応援されているって思うと何だか心強くなりました。父は医療関係者なのですが、その父も『何も食べないのは行かんけど、ある程度食べてるならがんばれ。』って。

 

婦人科の病院に言って、断薬したいって言ったら、年内に向けて減薬していきましょうって言ってもらえたんです。

 

長年、薬に頼ったらダメだと思いつつも、薬に頼っていたのに、私の体ってまだまだ自然治癒力があるんですね。

 

まだまだイケるじゃん、私の体って褒めて上げたくなりました。

 

ファスティング開始してからのデトックスの大きな波が来た時は、本当に途中で辞めたいと何度も思ったけど、乗り切れて本当に今は自信がつきました。

 

10年近くとっていたお薬のデトックスが、３−４日間でできたなんて、今の私には奇跡です。

 

まだまだこれからもデトックスの余波はくるとは思いますが、まずはここまで来られたことに、家族に、そして支えてくれた友人に感謝してます。」

 

１週間目で減量幅は、ー３kg。

 

彼女の体験されたデトックスは、体と心と精神のデトックス。

 

自分、家族へのわだかまりから開放されて、感謝の気持ちへ。

 

そして、新しい使命を見つけられようで、解脱後の光を見出されたようでした。

 

指導者として、魂が成長していく過程を見守ることほど、嬉しいことはありません。

 

今後のこのクライアント様の成長を楽しみにしてます。

 

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畑中美智子

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