個体差・体質差②

先日、プリンセスファスティングで私を育ててくださったクライアントから突然のメールが来ました。

 

「悪玉コレステロールの数値が高くなって、要注意になっています。どのような食生活を送ったらいいでしょうか？」

 

このクライアントは御年75歳。マナーの先生をされている美意識の高い山本リンダ似の美魔女。ご主人のお仕事の関係で、長い間外国暮らしをされている方です。(以下、本人掲載承諾済)

 

「健康診断で、悪玉コレステロールの数値が上がっていて、医者から投薬治療を薦められているのですが、食事で改善したいと言って猶予期間をもらっています。管理栄養士に指導を受けたのですが、腑に落ちない点が多くて、、、。」

 

美意識と健康意識が高くて、カラダと美容にいいということはなんでも取り入れてしまう女史。

 

今回も、ノートの今ハマっているフードを書きだしていただきました。

 

ヨーグルト　　４００ｇ

グラノーラ　１００ｇ

アーモンド30粒

フィトケミカルスープ（野菜たっぷりスープ）

食物繊維のサプリメント（難易性デキストリン）2種

プロテインパウダー

まず、お話ししたがのが、個体差・体質差があるということ。

 

どんなに巷では健康食だと言われても、その人の代謝能力以上のものが入ってくると、バランスを崩してしまうということをお話ししました。

 

この女史のケースは、胆石で胆のう切除と大腸ポリープを過去にしておられました。

 

要に、脂の代謝があまり得意でなく、大腸も脂によるトラブルを起こしがち。

 

外国暮らしが長かったこともあり、脂っこい食生活が続いての脂質異常なので、ヨーグルトでさえも腸にいいと思っていても、この方の腸には合い辛い状況になっていることをお話ししました。

 

グラノーラもアーモンドもしかりです。

どんなに健康にいいと言われていても、糖質と脂質が本人の代謝以上であれば、代謝できない分、脂質異常になって現れます。

 

かといって、サプリメントで食物繊維を補えるかというとこれまた疑問です。

 

女史は3か月以上、サプリメントを続けておられますが、便秘や脂質異常の数値は改善されず。

 

 

そこで、お聞きしたのは

「玄米を食べていますか？」です。

 

「いいえ。」

 

「では、一回すべてお休みして、玄米とスープの生活を軸に戻して3か月食養生しましょう。」

 

この女史は、年に1回はプリンセスファスティングでリセット、そのあとに人間ドッグに入られるという健康管理を続けておられ、私とご縁をいただいて9年目になります。

 

「ダメなものはだめだと言ってください。」「厳しくご指導ください。」「この栄養食品をとっているのにどうして改善されないのですか？」

 

9年間、私のファスティングと栄養指導を求めて来られるクライアントは、プライドが高い方なのに、私の必死な指導を素直に受け止めてくださる。

 

私と離れている期間が長いと、また過剰なマスコミによる広告で健康食品過多で戻ってこられるのを毎回、一度全部やめてもらってリセットして、玄米菜食に戻ってもらっています。

今回も、マンスリーデリバリーでの健康食品をいったん解除してもらいました。

 

個体差・体質差がある。

 

どんなにほかの人に効果があるダイエットでも、あなたの体質では効果が出ないことも多々あります。

 

3か月やってみて、効果が出ないときは代えどき。

 

日本人の腸にあう健康は、やはり米に合った醗酵食とおかず、ご飯とみそ汁とお伝えしています。

 

軸を整える。

 

最近の私のキーワードです。

 

             

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畑中美智子

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