あなたが乾燥する理由

秋は乾燥の季節。

外から乾燥の邪気が入ってくるという考え方で、東洋医学では「燥邪」対策を秋にはオススメしています。

 

その前に、昨日お会いしたクライアントが外からの乾燥よりも中からの乾燥が進んでいる「干物」女子で、ご本人の許可を取ってお話ししたいと思います。

 

30代のとってもキュートな2児のママは、乾燥が気になると言わて、お会いすることになりました。

 

左手のひじ内側と首にアトピーのようなひどい乾燥と、お顔はキュートなんですが、お肌が乾燥している感じ。

 

髪もパサつき、便秘がちでコロコロ便。

 

頭痛に、脚のツリ、月経の経血もどす黒く、生理痛がひどいので体質改善を目的に、プリンセスファスティングをとご希望されてこられました。

 

お食事は肉食、脂もの、パン、麺、チョコレート、辛いもの好き。

 

望診すると、カラダの中が乾燥しまくっている「陰虚」と「瘀血」に加え、肝臓の気の流れが滞りがち。

 

エネルギッシュであるがゆえに、自分の中の水を干上がらせてしまう、「加熱しすぎて水がなくなり、干物になっていっている」状態。

 

ように、鍋を空焚きして、干上がり、最後は自分の脂に引火しているという状態でお会いすることになりました。

 

皮膚のアトピーのような局所乾燥は完全に干上がってカラダの中の毒素が浮き出てきている状況の黒色皮膚になっておられました。

 

便秘と頭痛、脚のツリも水が干上がっている証拠で血の中の水がうまく回らず、瘀血になっている証拠。

 

経血のどす黒さと生理痛もしかりで、瘀血と水不足によるもの。

 

食べ物の中では、体内乾燥を防ぐために、まずは焼いた小麦粉とやめること。

 

激辛食をやめること。

 

乾燥をすすめる生姜と唐辛子、ねぎもやめること。

 

「何を食べたらいいですか？」という問いに

 

「入れることより、やめることを先に考えてね。これだけ代謝がよすぎて、火が強すぎたら、血栓やネフローゼ、心筋梗塞、腎臓結石系をする可能性があるから、とにかく水分をいれていこう。」

 

しかも、マラソンをしている彼女は完全に中から、外から脱水しているのに気付かずにさらに火を強くしようとしていたので、ファスティングでリセット、正しい食事をしていご提案をしました。

1000人以上のクライアントと、過去にあったことがある方の中で、このタイプは2人目。

 

一番は皮膚のトラブルで症状が起こり始め自覚されることになります。

 

十人十色。

 

みなさん、体質がそれぞれ異なるように、性格も、氣のエネルギーも異なります。

 

ショウガがいいと言って過剰摂取していると干上がり女子になる可能性も体質によってあります。

 

東洋医学では、「病気を見ずして、病人を診る。」といいます。

 

全体をみて、根本療法。

 

一番は食養生が根幹です。

 

毎日、毎食の食事から。

干物女子がうるおい美人に代わる日を楽しみにしています。

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畑中美智子

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