陰徳（いんとく）

表に立つことが大好きな私は、まさに目立ちたがり屋の長女タイプ。

 

昔から委員長になったり、クラブの部長になっていたりしました。

 

リーダーシップを発揮して、グループを引っ張る。

 

 

 

 

教員時代は、カリスマ教師と言われたこともありました。

 

そんな日に照らせたステージが大好きな陽の気質たっぷりの私に必要なことが「陰徳」の行。

 

最初に、陰徳と聞いてなんだろうと思いました。

 

陰でコツコツと徳積をすることだそうで、その徳が最終的に自分に帰ってくるということだとか。

 

トイレ掃除をする。早朝のオフィスで掃除をするなど。

 

「ひと様が見ていないところでもおてんとさまは見ている。」と。

 

こんな私と正反対なのが、私の母です。まさに陰徳のヒト。

パークゴルフのトイレを毎朝掃除したり、公共トイレのトイレットペーパーホルダーをかごで作ったり。

 

なんでそんな無駄なことしているんだろう、一円も入ってこないのにと娘ながら思うことが多々ありました。

 

仲間に新しいボールをそろえてあげたり、手料理を持っていったりと、とにかくお世話好き。

 

そんな母は、周りの方から野菜はもらう、かばんはもらう、お花をもらうと実家はいただきものでいっぱいな状況。

 

母の日に、電話すると母が、

「お母さんね、びっくりしないでね、実は、、、。」

 

ん？

なんだ、なんだと思って聞いたら、宝くじが当選したとか。

しかも、高額当選で、みずほ銀行に行かないともらえない額だとか。

 

「お母さん、ヒト様のためにしていたら、こんな形で返ってきちゃった。神様は見てるのね。」

 

と高揚感を隠し切れない様子。

 

母の日に自分でスクラッチを買う母もお茶目ですが、この良き日にギフトをくださった神様に粋な計らいをしてくださったと感謝感謝でした。

 

そして母はまた、パークゴルフのトイレ掃除に始まり、トイレットペーパーホルダーのかご作りを楽しそうにしています。

 

そんな母の口癖は、「いいのよ、幸せならば。」

 

古希になった母に学ぶのは陰徳の行。

 

 

 

 

 

私も皆さんの日々の支えを陰ながらできる人間になりたいと思っています。

 

 ＃プリンセスファスティング

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＃マクロビオティック

＃薬膳

 

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畑中美智子

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