秋こそ食物繊維を!@農業共済新聞14

レアでコアな農業共済新聞に年間連載させていただいて、3回目の秋。

2018年9月26日付の記事はこちら。

 

新聞編集者の承諾を得て、記事をシェアさせていただきます。

秋こそ食物繊維を!」

朝夕が冷えこんできて、秋が深まるのを感じる今日この頃。

 

お月様がキレイにみえる仲秋にかけて、女性が抱えるお悩みが3つ。

 

「体重増加」、「お肌の乾燥・抜け毛」「便秘または腹部膨満感」です。原因は腸の汚れ。

秋は肺と大腸が活性化しやすい季節。特に乾燥が邪気になって体に入り込みやすくなる「燥邪」の勢いが激しくなってきます。

 

空気が乾燥し、気温も下がるためですが、てきめんに影響を受けるのが肺と大腸だと言われています。

 

肺が乾燥すると咳やぜんそくが、腸が乾燥すると便秘や肥満傾向になります。

 

腸を乾燥させてしまう食べ物が小麦粉食品であると言われています。

 

焼いた小麦粉であるパンやクッキー、ケーキ類が消化能力以上に腸に入ってくると、食物繊維が少ないために便秘傾向に。しかも、小麦粉は腸の停滞時間が長く、結果、膨満感やむくみ、肥満の原因になります。

 

腸内の残っている小麦粉は腸の水分を吸収していくと言われ、乾燥や抜け毛も進んでいく結果に。

 

ここで必要なのが食物繊維になります。

 

腸の蠕動運動を促すためには、不水溶性の食物繊維であるいも類、豆類、玄米などの穀類、根菜類などデンプン質の多い野菜がおすすめ。

 

また、レタスなどの野菜や果物、海藻類は水溶性の食物繊維と言って血中コレステロールや血糖値の吸収を抑える働きがあります。

また腸内細菌の善玉菌のエサになって腸内環境を整えるので、お腹すっきりの原動力になります。  秋になると新商品のパンやケーキ・お菓子などが食欲をそそります。

 

しかし、これだけではどうしても食物繊維低下を招きます。

 

豆類、米などの粒食中心に、食物繊維たっぷりの野菜と果物、発酵食である味噌汁とぬか漬けといった日本人の腸にあう朝食こそが女性のお悩み解決の得策かもしれません。

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畑中美智子

畑中美智子

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