「鉄火味噌づくり」マクロビオティック修行＠久留米

マクロビオティックのブラッシュアップとリカレント教育のために、久留米の師匠のお宅へ

１０月１９日から２０日に行ってきました。

前日から師匠宅でお泊まりさせていただいて、たっぷり愛情と気力をいただけてきました。

 

いつでも師匠は、生き方から考え方まで全てお手本にしたいメンター的な存在。

４０年以上、産直と食育をされている師匠宅では、

娘に戻れる瞬間がたくさんあって

涙が出そうな人間回復できるひととき。

 

今朝も師匠の朝ごはんから温かいエネルギー補充。

塩糀にそのまま丸ごと漬けた生姜にびっくりしている私に、

 

「おいしかもん」って言いながら、サクサク切って「食べてみい」ってお出しされる。

え、生姜の味噌漬けはあるけど、

塩糀漬けってはじめてと思って食べると

これまた美味しい。

 

塩麹そのものも生姜のエキスが出てまた美味。

 

「ちょっと塩辛かけんね。」と出してくださったのが、

イワシのぬかだき。

醤油麹で味付けしたと言われて、

私の大好きなW発酵もので朝からご馳走をいただける。

秋田から味噌をすり鉢ですりすりされながら、

２０名以上が来られる講座に対応されるために、

特注された丸テーブル用の足台が８時に納品されて、すっかり大所帯対応に。

背中を見せてもらえる師匠に、

自分のあり方を問い直される原点回帰のひととき。

温かい師匠にたくさんのギフトをいただけた朝から

マクロビオティックリカレント講座は始まりました。

 

１０月の講座のテーマは「鉄火味噌」。

ごぼうとれんこん、にんじんに生姜と八丁味噌で作る鉄火味噌は、マクロビオティックの食箋料理の一つ。

冷え性や貧血、リューマチ、目の疲れ、トラコーマにも良いと言われている

とても貴重な料理です。

【材料】

ごぼう　５g

れんこん　５g

人参　５g

八丁味噌　５０g

ごま油　大さじ１

生姜　少々

タイミングよく、先月９月に愛知県岡崎市まるや八丁味噌さんへ行って

特別な八丁味噌をゲット。

まるや八丁味噌さまの応接室に展示してあった神水仕込みの特別八丁みそ。

 

偶然にも、師匠に手土産で持参した八丁味噌を鉄火味噌講座に使っていただきました。

 

食材を極々極々微塵切りにして陽性化して、陽性の八丁味噌を使って、練り上げて焙煎していく過程は、行そのもの。

人参も先が見えるくらい薄切りにして、それをさらに刻んで、みじん切りにしていきます。

フライパンに、半量のごま油をしいて
ごぼう、にんじん、れんこんの順番に炒めていき、八丁味噌をいれます。

いったん、全部があわっさったところで、残り半量のごま油を入れるのですが、

焦がさないようにフライパンを火から外して、濡布巾の上で混ぜ合わせます。

 

焦げ付かせないように、

火入れしては消して、練り上げて、また火入れしてを繰り返して、

 

微粉末にしていく作業は

心穏やかでないとなかなかできないもの。

太田先生によるデモンストレーションを受けて、３人のチームで鉄火味噌づくりをしました。

それぞれの出来上がりが微妙に違っていて

 

人の手が変わるとエネルギーも変わることを感じさせてもらいました。

 

できあがった鉄火味噌は宝石の輝きで美味そのもの。

 

玄米ごはんにかけていただくとこれがまたおいしい。

 

滋味を感じながら、れんこん談義を有機栽培されているれんこん農家のさんから聞かせていただいたところでした。

 

れんこん畑から、大切に持ち込まれたれんこんはいとおしいくらい愛情たっぷり。

 

思わず、５連決のれんこんを愛おしく触るとエネルギーの高さすら感じられる有機栽培のレンコン。

原点に戻らせていただける、久留米の師匠宅でのマクロビオティックリカレント講座。

 

私の食の原点はここにあると感じ、

師匠の背中を追っかけさせていただきながら

 

自分のマクロビオティック集中講座への英気と元気をいただけた２日間でした。

師匠、そしてご一緒いただいたみなさん、

本当にありがとうございました。

また来月の食箋料理仕上げの「鯉こく」も楽しみにしてます。

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畑中美智子

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