私が発酵にハマる理由③

サンシャインファームの農園主が面白い麦を播きました。

 

農業高校でもらってきた北海道と東北の小麦の種「はるゆたか」「はるよこい」と「南部小麦」「こうのす２５号」。

職員でもよく栽培できなかった種を畑に撒いたら、見事に１反分の麦に成長しました。

 

一粒万倍を目に見たようなその生命力の強さ。

 

そして農園主の夢は、麦秋の丘に一筋の煙をたなびかせる農園のパン屋さん。

 

麦秋って5月中旬から下旬の２週間だけなのにそんな男のロマンに付き合ってられないわと現実的な私たちスタッフは鼻で笑っていました。

ご自宅に石窯を持つ天然酵母でパンを焼いていたご夫婦に出会ってその考えが変わりました。

 

ご夫妻はなんでも酵母を起こして、適当にパンを焼くのだといいます。

 

「イーストでやるとしっかり計らないと行けないでしょう？天然酵母ってアバウトでいいのよ。水も粉の量も適当。感覚でやればいいのよ。」

何回かご夫妻にお会いしているうちに、農園主が作った小麦粉で天然酵母のパンを焼いてみたいと思うようになりました。

 

そんな感じで天然酵母起こしをやり始めてみました。

 

2014年春だったと思います。

 

うちの農園は、果樹園なので天然酵母の原料は豊富。

春だったので、甘夏、イチゴと行った果物に、桜の花、藤の花、ペパーミントの葉っぱ、緑茶の葉っぱとなんでも間でも酵母を起こし始めました。

 

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畑中美智子

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