お熱いのがお好きな女子たち⑥

先日、美腸フードアドバイザーの事例研究で出された症例を受講者と公開診断させていただきました。

美腸フードアドバイザーは、腸の観点から漢方・薬膳の見立てを集中講座で訓練していきます。

いい症例があったので、質問コーナーから抜粋します。（公開承諾済）

『質問です。
友人を問診してみました。
症状
水分の取りすぎ、アルコールを少量毎日飲む、コーヒーも何杯か飲む。
寝る直前まで水分補給
辛いもの好き
汗をかく
食生活は、ハシゴがバランスよくとれている。
玄米だけは食べていない。
間食もあまりしない。
ヨガをやっている。頭を下にするポーズが苦手
快便
生理痛なし
2.3ヶ月で、体重が増加。
明らかに体型が変わってきてます。
上半身だけにお肉がつくタイプ』

受講生たちの回答例①熱症
疲れやすいという気虚の症状が少しあります
辛いものを減らすと水分量も変わってくるのかなと思います。
アルコールの時間帯とコーヒーの量を少しづつ見直す
本当は、完全にやめてもらうのが一番だと思ってます。

回答例その②この方は明らかに水分過多でムクミがありそうですね。

熱症
気滞
瘀血

かなと判断します。

ムクミ取りをされると良いかもしてないですね。

えっと…ムクミ取りにいい食材は…

カリウムを多く含むバナナなどの生のフルーツや野菜ですか？

ハシゴ食品はとれているということですので、お食事に玄米ご飯を追加されると腸内環境が良くなり自然にダイエットにもなりそうな気がします。

回答例その③

辛いものを好み汗をかく、喉が乾くという事で熱症。
水分の摂り方、量が悪く水滞を起こしているので頭が重くヨガの頭を下にするポーズが苦手？

ハシゴ食品は摂れている・間食はしないのに、最近体型が大きくなってきているのは熱症の大食が止まらなくなってきているからでしょうか。また気滞のため、ドカ食い・体重の増加もある。

アルコールとコーヒー、辛いものを控えて、香味野菜(生)摂り気を落ち着かせる。
体の熱を抑えるように、バナナや生野菜を朝から食べる。
喉の乾きも抑える為にも大食を控えて、玄米を食べよく噛んで満腹感を。
水の摂り方・量を適切に。

回答例その④

熱症、水滞があります。

水分を少し控え目に、
こまめに少しずつ摂ってもらって。

コーヒーを何杯か飲まれて、辛いものが好きということで気滞も若干あるように思います。

更年期の始まりかもしれませんね。

夜だけでも玄米ご飯にして

朝はバナナ豆乳スムージーを取るようにされるとどうでしょう。
コーヒー、アルコール、辛いもの、スパイシーなものを控えていただくといいと思います。

「上半身だけに肉がつく」
というところがよくわかりません。

よろしくお願いします。』

いい回答例をしてくださった４期生の受講者さま達。

受講後、１週間も経っていないところでここまで見立てができるようになるとは大したモノだなと感動しました。

回答例⑥の方がかなり完璧な回答をしてくれたので添付します。

ベースは「熱症」。そこに辛いものを摂取して余計に熱を上げているため、水分＋体を冷やす飲み物を大量に欲してしまい、発汗だけでは体内水分量を適切に調整できず、頭を下にしたときに余分な水分が頭を圧迫するほどの「水滞」がある。玄米（不水溶性食物繊維）をとっていない割に快便なのは、はしご食品（間食少なめ）と水分過多のおかげ。また短期間での体重増は、水分過多によるむくみと、加齢による女性ホルモンの変化が原因では？　また上半身の肉付きがいいのは、「熱症」さんのもともと好きな食べ物（肉・脂っぽい食事＝巨乳はケンタッキーが好き、みたいな）の名残りでは？

私がさらに追記するならストイックなところがおありで、自分にも厳しいしっかりしていると見られる完璧主義者タイプ。

ベースは、人に弱みを見せたくないので、自分で負荷をかけていきやすく、そのストレスからコーヒーとアルコールを毎日少し飲んで巣の自分に戻ろうとするタイプです。

辛いものが好き、アルコール好き、コーヒー好きに炭酸好きがくると完全にストレスだまりの気滞タイプ。

頭にまで、火が昇っているので、クールダウンの倒立が苦手。ヨガをストイックにやれるのも自分に厳しく、規律正しくやりたい方。

上半身の太りはストイックになりがち、またはご飯と肉などの組み合わせを好む熱量高い女子タイプなので、汗をたくさんかき、寝る前まで水分をとりたがります。

典型的にコロナ自粛で、ストレスがたまりすぎての体重増加。または不平不満が溜まって膨満感が出ているケースです。

一番して欲しいアクティビティは、怒りからの開放。

火がどんどんと溜まっていくと水を欲しがり、上半身が大きくなっていきます。

頭を冷やすためにもクールダウンを。ファスティングができれば、抜くのは早いと思われます。

プラスではなく抜くことを。気持ちも水もストレスもね。